商品（製品やサービス）を企画・開発・提供する際、その商品がどのような顧客に向けたものであるか、その典型的かつ具体的な人物像の想定。主にマーケティング領域で用いられる用語。

ペルソナを想定する際の設定項目は商品によって変わるが、一般的には年齢、性別、課題感/ニーズ、趣味嗜好、地域性、価値観、ライフスタイルなど購買の意思決定を左右する要素を設定する。

ペルソナを設定することで、設計・開発段階から製造、営業、アフターサービスに至る顧客の購買プロセスにおいて、どのような人物に対して商品を届けるのか関係者間で共通の人物像を思い描くことができ、より顧客にフィットした商品とカスタマーエクスペリエンスを提供することができる。

特にマーケティングやカスタマーサクセスではペルソナを設定したうえで、実際の購買に結び付けるための一連のカスタマージャーニーを描き、 一貫したマーケティング・営業・カスタマーサクセス施策を構築することが主流になってきている。